霜月の弧柳 2章目 ついに3つ星に
というわけで、昨日の続きです。
煮物
からし菊菜、クエ(九絵)、原木椎茸
上品な椀の味。おいしすぎる。。。
いい味やな。

旬菜
せこがにと??
これも、上品にまとまっているな。

魚肴
タラの白子、鰆、大根、白子とゆずのソース
一転して、濃厚な味で、信じられないうまさです。
白子とゆずのソースは絶品です。
それぞれが、
このソースで豊潤な(芳醇ではなく、、)味になります。

猪口
静岡のしらす、生姜の氷菓、加減醤油
さらに、口の中がすっきりとする一品。
生姜の氷はおいしいな。
前の料理の濃厚さが洗われる。

肉肴
エゾの仔鹿と??ねぎかな、レンコン、姫ニンジン、(麹とワサビ)
炭で焼く鹿は、また違う味やな。
弘屋の親鹿。FUJIYA1935の仔鹿はローストしていたが、
炭焼きは、ぐっと味がひきしまるなあ。
ローストすると、開放感が出る感じ
炭焼きは、味が閉じ込められる感じ
麹とわさびも絶妙なうまさです。これこそが芳醇な味です。

留椀
高槻キヌヒカリと箕面の天然水のお粥
鯛味噌添え
いつもながら、最後、口がすっきりしていくなあ。


水物 凍らせた柑橘、ブラックタピオカ
詳しく聞きそびれたのだけど、
彼のデザートは、いつもおいしいのよ。僕好みです。
ブラックタピオカは黒糖から、
これも、コクがでていいなあ。
彼のデザートは、どういったらいいか。
適度な酸味に、他にはない、やや苦み、、
こういうと表現悪いけど、、
ビターな味。っていうのかな。
酸とビターがまじりあった味。
シュエップスのビターレモンとか
カルピスのビターレモンのような、、、

いつも、おいしい料理ありがとね。
また、参上するね。。
彼も、また、若くして、3つ星へと、
彼のこれから、
目指す、最終形態の料理の姿へ
変異していく、彼の姿を
当分楽しませてもらおう。
あー楽しいな。

過去の弧柳の内容は
7月 http://zuishou.exblog.jp/13148507/
3月 http://zuishou.exblog.jp/12295299/
3月 http://zuishou.exblog.jp/12290556/

2004年5月19日 スペインで

by zuitoshou | 2011-11-24 06:00 | 和食、すし