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吾輩はシャーロック・ホームズである と「贋作『坊ちゃん』殺人事件」 と 熊の追加

気まぐれブックレビュー 4時間目と5時間目と熊に関する追加事項ここのところ読んでいる柳広司です。
あと、1冊ほどで、この人はやめて次の人を探したいと思います。昨日は本屋うろつきましたが、めぼしい作家がいませんでした。海外ものにでも行こうかな。


吾輩はシャーロック・ホームズである  柳広司   a0194908_1756544.jpg

話の内容は ロンドン留学中の夏目漱石が日本人であるというアイデンティティーの喪失による心神耗弱で、シャーロック・ホームズだと思い込みワトスン博士の元に転がり込むところから始まります。事件は怪しげな降霊会で起こる殺人事件を題材に、その頃(1900年初頭)のイギリスの社会状況(南アフリカでの戦争)や風俗(自転車の登場、降霊会のこと、ホームズの死亡ネタ、ロンドン塔のこと)などを絡めるとともに、夏目漱石自身の神経症気味のこと、ホームズのパスティーシュとしてホームズ風の雰囲気をワトソンを登場させることでカバーするというスタイルです。ミステリーとしては、うーん。これミステリーかという内容です。
思うに、作者は、博学でやはり、読者に送りたいメッセージというより自分の書きたくて仕方がないプロットを盛り込むという思いが強すぎそう。(この人のよくある傾向の気がする。エピソードが多いと消化しきれない傾向があり、なんとなく、ドタバタした感じです。この話の発想がわくのであれば、もっと、スパーット切れ味のある物語でも書けそうな気がします。きっと、頭がよい人なのでしょう。もっと、頭悪くなって、エピソードをきれいに整理したほうがいいかな。恋愛小説、ミステリーといったジャンルも交錯している感じがあります。メッセージがおおすぎるのでしょう。それなりに、雰囲気はでていますけどね。少し、題材のわりに残念な作品かな。だれか、似たシチュエーションで書いてみればいいかも。

「贋作『坊ちゃん』殺人事件」 柳広司a0194908_17572457.jpg


夏目漱石の作品「坊ちゃん」の3年か4年後が舞台。坊ちゃんが松山を去ったあとおこる赤シャツの死。 その死の真相が実は、殺人事件に起因するというもの。その起因となることが、明治時代の日露戦争にかかわる思想闘争に起因しているというもの。おもしろい設定です。夏目の坊ちゃんに出てこない、細かい時代背景を柳さんが盛り込むことで、夏目の坊ちゃんで実際に書かれている騒動やエピソードが柳さんの設定したことで説明がつくというもの。そのあたりが、秀逸です。前作より、盛り込みたいメッセージが、坊ちゃんと明治時代の時代背景とシンプル化されており、話としては、断然こちらのほうがおもしろいし、スマートな作品です。ただ、坊ちゃんやその他のキャラクターの設定は、柳さんの受け取り方をひきずるので、夏目の坊ちゃんに思い入れがある読書であるとギャップを感じるかもしれない。話はおもしろい。

「漱石先生の事件簿 猫の巻」というのもあるらしい。
ジョーカーゲームやトウキョウプリズンも読もうかと思うけど、ひとまず、別の人に行くかも。
それか、前読んだ本をレビューするかな。

昨日の熊の話ですが、もう少し、書きたかったことの追加です。

熊はギリシア神話、ヨーロッパの国旗、スポーツのチームの名前(がんばれベアーズとか) アイヌの熊信仰。ネアンデルタール人も熊信仰あったとか? ベルン、ベルリンの地名の由来だったり、ぷーさん、テデイベア、リラックマなどキャラクターもおおいですわな。a0194908_17582280.jpga0194908_1758244.jpg
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北海道の縄文時代からオホーツク文化の時代にかけてのアイヌ人の遺跡のモヨロ遺跡には熊の骨がでてきていて屋内に整然と並べられたり、熊塚として葬られたりしていたということです。食料としての動物も神からの授かりものとしての概念が色濃かったといわれています。
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昔 ヨセミテ公園行きました。(2004年11月4日 美容関係の学会で)
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こちらは、キャンプ場のゴミ箱にはこのような表示が、、、
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拡大です。
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車も熊につぶされてます。
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翌日 ヨセミテでは、熊の足跡も発見。(たぶんですよ。)
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最後は夏目漱石
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by zuitoshou | 2011-02-17 18:04 | 読書、歴史