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ルーシー・リー展とウイーンの思い出

今は昔 2011年2月6日 日曜日 EXHIBITION 1
ルーシー・リー展です。

ライオン橋を渡りまして
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リーシー・リー展に行ってきました。
中ノ島にある大阪市東洋陶磁美術館です。
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彼女はウイーン生まれのユダヤ人で、
いわゆるクリムトたちが作ったウイーン分離派
の流れをくむ工業美術学校で学んでいます。
そのころの作品(かなりモダンです。1926年)
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ルーシー・リーは
僕が陶芸していた頃(学生の頃)はイギリス、ロンドンの陶芸家という
意識しかなかったので、

昔、学会でウイーンに行った時に、ルーシー・リーがウイーン生まれと聞いた。
そうか。ウイーンにいたのかと思い。
かの女の陶芸や美的感覚のおおもとはウイーンだったのかと実感した覚えがあります。

ウイーンといえば、話はそれてグスタフクリムトの接吻は好きです。
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この絵がおいてある、ベルベデール宮殿 これがまたいい。
僕的にはシェ-ンブルン宮殿より好き。
2005年5月12日 世界皮膚がん学会でウイーンに行った時のベルベデーレ宮殿の写真
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2005年5月13日 シェーンブルン宮殿訪問時の写真。とにかくでかい。
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ウイーンっていいところだった。

彼女はその後、迫りくる戦争から亡命をロンドンにする。(1938年)
その後、ロンドンの作陶において、バーナードリーチの批判と後は支持(このあたりは微妙な空気感があるけど)
をうけ、彼女自身のろくろからの独特な造形と釉薬研究による色彩で有名。
というところが、おきまり説明ですが、

僕的にいうと下がせまく、上がひらいた、上下の流れるようなフォルムが造形的な
特徴で、色彩は蒼やピンクなどが注目されるが、蒼に対するブロンズであったりピンクに対する
ブロンズ、薄い蒼に対する白といった色彩のバランスが形と融合して、とても美しい作品群と思います。
さらに、文様のある作品も同様に、線や網目の文様に残した色彩とその横の色の対比がとても素敵です。
彼女が陶芸が好きだったということが、伝わります。
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一方で、戦争という影が陶芸活動に影響していたにもかかわらず、作陶を続けられたというのはすごいですよね。
会場で流れていた映像で人となりも十分伝わりました。

ウエッジウッドのためにデザインし工業化されることがなかったプロトタイプの作品もきれい。[1963]商品化はされなかった。
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ピンクの皿で何食べたい?(1980年後半)
そうやなあ イタリアンならカラスミパスタかな。デザートならイチゴと生クリームがかかたようなもの
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このチラシの中央の青い皿で何食べたい?(1978)
こっちは白い食材がいいですね。たとえば、この間の氷魚(鮎の稚魚)とか てっさとてっぴあえたものとか赤ナマコの酢の物とか
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溶岩釉の作品も存在感がありながらも洗練されたデザインであるので、重々しい感じがない。ある意味、軽いともいえる。

白い皿で名に食べたい。?(1979)
これは、白がとてもきれいなので、これに映えるぐらいの淡い色の食材。僕的にはフレンチのきよたのオマール海老のブラ-ンマンジェかな。。
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3色の鉢(ピンク線文)で何食べたい?1970後半
あわびの蒸したものかな。これは、釉薬の研究の結晶なんでしょうね。
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会場を後にする頃には人が並んでいた。
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2/13までですよ。大阪は。
興味ある人は行ってください。

by zuitoshou | 2011-02-09 09:24 | 徒然草