人気ブログランキング | 話題のタグを見る

西心斎橋 ゆうの-精錬された料理と淡々としているけど熱い独身大将-

今は昔 2011年2月1日の五膳めのお話です。

正月がおわり、2月なので福はうちの季節ですねえ。
今日は、前から行きたかったのですけど、
実は年末に一回予約したけど、子ども病気でキャンセルしていたので、うかがう事のできなかったお店です。
2008年開店の 柚野克幸さんのお店 西心斎橋 ゆうのです。
ゆうのにうかがう前にCacao en Masseでチョコレートとクッキーを買出ししました。(写真はあとで)

あおのり、もずく、しょうがのお吸い物
寒い日だったので、吸い物自体の暖かさ(あえて暖と書きます)としょうがの温かさとあおのりともずくのまったり感でお腹がぐーっと空いてきました。
西心斎橋 ゆうの-精錬された料理と淡々としているけど熱い独身大将-_a0194908_1213532.jpg

煮あわびと豆、イカの細つくりとこのこ、鯖ずし(ゆずとごま)とクコのみ
さらに上品な鯖ずしに箸をのばしてほおばると柚子ゴマの香りの香りとともに、さらに、お腹が空きます。お豆が黒豆でなくなって、節分だなあという雰囲気です。先週まではどこの和食も黒豆ですものね。豆とあわびがまたあうのね。このこは大好きなので、、、ビールじゃなく日本酒頼みましょう。愛媛の石槌だったかな。わりと、濃くのある和食にあう日本酒です。最後にもう一口さば寿司、クコのみも目先の赤だけでなくいい塩梅です。
西心斎橋 ゆうの-精錬された料理と淡々としているけど熱い独身大将-_a0194908_1214198.jpg


おつくり つぶがい、伊勢海老(飴色)、まぐろ(北海道戸井)焼き霜のあなご
納豆しょうゆ、いりざけ、うめ、しょうゆと4種類も並んで、どれにつけて食べようかなという感じでしたが、大将にすすめられるように食べました。伊勢海老の飴色の身がきれい。入り酒であわせたら、とても、海老の香りも味もとばず、こいつぁ、うめえや。 まぐろは 納豆しょうゆで食べました。納豆は唯一だめな食材なのですが、美味しいものですね。食わず嫌いなのかなぁ。あなごは、とても脂が乗り、香ばしさもあり上品な味です。つぶ貝は 磯の味がしました。普段、伊勢海老のおつくりはあまり美味しいと思ったことがないのだけど、美味しかった。。ほんと。つまがレッドダイコン?(ところどころに赤が残り、とにかく、細い)このつまの赤と海老の朱とつま自体の白と海老の身の飴色のあたりが見た目もなんかいいわ。
西心斎橋 ゆうの-精錬された料理と淡々としているけど熱い独身大将-_a0194908_12144867.jpg


ぶりしゃぶ(せり、きくな、くずきり)
ぶりです。とても脂の乗った鰤です。しゃぶしゃぶです。これも大将の指導を受けながら食べました。僕がいつもするより、やや長めのしゃぶしゃぶで。しゃーぶ、しゃーぶ、しゃーぶ、しゃーぶぐらいかな。。出汁が美味しいのよね。出汁まで空焚きになるまで食べてしまいました。。
西心斎橋 ゆうの-精錬された料理と淡々としているけど熱い独身大将-_a0194908_12156100.jpg


はまぐり(ゼリーよせ)のどぐろのかましたのみそづけ(4日白味噌につけると)たけのこ、そらまめ、のれそれ
はまぐりを最初につるっといただいた。なんか、手の込んでいそうなのに、つるっと、口の中で溶けてしまった。
のどぐろのかましたののところ、味噌の味が強すぎず、香ばしさと脂ののりで美味しいです。たけのこ、空豆ともに上品です。最後にのれそれで口をさっぱりさせました。のれそれはアナゴの稚魚(レプトケファルス)。のれそれはほんのりと甘みを感じますね。
西心斎橋 ゆうの-精錬された料理と淡々としているけど熱い独身大将-_a0194908_12154730.jpg


いいだこ(はんなまにひをいれる)やわらか煮
ほんまにやわやかいです。うどと一緒に。このうつわがとてもいい。http://monozukiya.gnk.cc/fujihirayasushi/ 藤平寧さん器 これはきれい。買いに行きたい。
西心斎橋 ゆうの-精錬された料理と淡々としているけど熱い独身大将-_a0194908_12544492.jpg


氷魚(ひお)(鮎の稚魚)(おろしず)
このあたりで酔ってきている。写真のピンとあってないもの。氷魚(ひお)は冬の季語です。「鮎」「鵜飼」はともに夏をあらわすが、春には「若鮎」、秋は「落ち鮎」を使います。
西心斎橋 ゆうの-精錬された料理と淡々としているけど熱い独身大将-_a0194908_12551313.jpg



(イチボ)牛肉、(1時間低温で蒸してやく)アピオス、トマト、蓮根など
このお肉、マジでおいしい。しかも、お腹にもたれません。おいしかった。品評会で賞のお肉のようです。
西心斎橋 ゆうの-精錬された料理と淡々としているけど熱い独身大将-_a0194908_1314817.jpg

いちぼはご存知のように おしりの先端の赤み肉ですね。ランプというのかな。付け合せの野菜がなんとも、絶妙な火の通し方なんですわ。
西心斎橋 ゆうの-精錬された料理と淡々としているけど熱い独身大将-_a0194908_1256177.jpg


伊勢海老の味噌汁
海老さんごちそうさまです。おいし。
西心斎橋 ゆうの-精錬された料理と淡々としているけど熱い独身大将-_a0194908_12563659.jpg


ごはん、おこげ こうのもの(やまごぼう、きゅうりなど)
釜で炊いたご飯 魚沼だったっけ(ほんと、酔っているわ。思い出せない。)

酒粕のブランマンジェ、あまおう、洋ナシ、
デザートも写真とってないわ。酔ってる。


いろいろと手の込んでいるのと、一皿にこだわりを感じます。
かといって、なんだろう、手が込みすぎず、奇をてらうところはありません。
素材の美味しさが、この大将に吸い寄せられるように、ひきだされてしまうかのような
手品のような料理というのかな。(きっちりと仕事されているということなのでしょうが)
おしゃべりも、元気のよさも、一つ一つの所作が自然でいやみがなく本当に気持ちのよい料理ともてなしです。
すんなりと満足させていただける料理です。
お父さまは仕出屋、おじいさんはおすし屋といいますから、料理人としてはサラブレッドですよね。

火の入れ方で料理はまったく違ったものになるのでしょうが、
本当にそのあたりがすごいと感じます。
あと、野菜の上手な使い方です。

感心するのはカウンター8席 テーブル2つかな 結構、焼いたり、あぶったり、微妙に調整されながら
この大将、どこに目付いているのかというほどの段取りがよくて淡々とされています。
3時間ほどの時間がすーっと過ぎちゃった感じです。
いいお店です。ほんと。。

西心斎橋 ゆうの
大阪市中央区西心斎橋1-10-35 アルシュ11ビル1A
http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270201/27015761/
06-6281-3690



Cacao en Masse
大阪市中央区伏見町3-3-3 芝川ビル1F
06-6232-0144
西心斎橋 ゆうの-精錬された料理と淡々としているけど熱い独身大将-_a0194908_12574792.jpg
西心斎橋 ゆうの-精錬された料理と淡々としているけど熱い独身大将-_a0194908_125829.jpg


芝川ビル(since1927)
http://shibakawa-bld.net/about/about.html


「 あられせば 網代の氷魚を 煮て出さん 」 芭蕉 

(  霰が降りそうなこの寒い日によく訪ねて来てくれた。
   さぁさぁ、網代で獲った氷魚を煮てご馳走いたしましょう) 

元禄8年、奥の細道の旅を終えた芭蕉(1644-1694)は大津、膳所(ぜぜ)の義仲寺の草庵で
越年しました。氷魚は冬の季語なわけですね。
西心斎橋 ゆうの-精錬された料理と淡々としているけど熱い独身大将-_a0194908_12582282.jpg

by zuitoshou | 2011-02-04 13:06 | 和食、すし